治療のポイント
癌化学療法の問題点
斎藤 達雄
1
1東北大抗酸研癌化学療法
pp.1292-1293
発行日 1967年9月10日
Published Date 1967/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201914
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がんの化学療法が,具体的な事項として広く世界の学者,臨床家によつてとりあげられてから久しく,本邦においてもだいたい16〜17年になるが,当初の期待に反して,大きな壁につきあたり,これをいかにして突破するかという困難に直面しているのが現状である。
本来,がんそのものの本態が,未解決であつてみれば,これも当然とはいえ,やはり多くの問題点が残されている。
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