グラフ
異常血色素症
柴田 進
1
1山口大臨床病理
pp.1766-1767
発行日 1965年12月10日
Published Date 1965/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201083
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1910年Herriekが鎌状赤血球貧血の最初の症例を報告し,1949年Pauling,Itano,Singerand Wellsがこの病気の患者の血液にHb Sを発見して以来,異常血色素症の調査は急速に進展し,現在全世界に約130種の異常血色素が分布していることが判明した.
これらのうちもつとも大切なものは鎌状赤血球貧血とサラセミア(thalassemia)であって,わが国においては遺伝性黒血症(田村・高橋病)である.
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