えつらん室
臨床的経験にもとづく脳波学の集大成—大熊 輝雄著『臨床脳波学』医学書院刊・5,800円・B5判 549ページ
懸田 克躬
1
1順天堂大学
pp.296-297
発行日 1965年2月10日
Published Date 1965/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200714
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先年,弘前大学の和田教授が公けにされた臨床脳波(金原書店)によつて,臨床的脳波学に関する邦語で記されたものとしては初めてまとまつた著書をわれわれは手にすることが出来たのであつたが,いま,それにもまして包摂的大冊,「臨床脳波学」が東京大学講師大熊輝雄博士によつて世に問われたことは,脳波を日常の診察と研究とに欠きえない武器として用いているものにとつて,大きい喜びであるというべきであろう。
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