グラフ
セルローズアセテート膜による血清蛋白の電気泳動法
阿部 正和
2
,
溝部 碩子
1
1慈恵医大第四内科
2慈恵医大
pp.500-502
発行日 1964年7月10日
Published Date 1964/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200354
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セルローズアセテート膜による電気泳動といっても,原理は濾紙電気泳動法とまつたく同じである。ただ,支持体が濾紙からセルローズアセテート膜に変わったというだけである。ところが,このセルローズアセテート膜を支持体として使うと,濾紙の場合に見られない,いくつかの長所が経験されるのである。いま,その特異的な長所をあげてみよう。
1)吸着がきわめて少ない。したがつて濾紙の場合のように各分面が尾をひく現象(tailing)が見られない。
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