最近の検査技術
セルローズアセテート膜等電点分画法
瀬戸 幸子
1
1虎の門病院輸血・血清検査室
pp.851-856
発行日 1979年10月1日
Published Date 1979/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201936
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等電点電気泳動分画法は従来ポリアクリルアミドゲルなどを用いるゲル法が主であったが,このたび電気浸透が全くないセルローズアセテート膜(セパラックス-EF,図1)が開発されたことにより,一般的な検査に使用できうるようになった.また,デリカン透明化後通常のようなデンシトメトリーも可能なため,これを応用して免疫電気泳動法の細かい分析など臨床検査に応用され,診断に大いに役立つのではないかと思われる.
以下,等電点分画装置・試薬及び実際の検査法について説明する.
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