特集 最新情報をおさえる!—臨床栄養の活用ガイド
さまざまな病態における栄養のポイント
膵疾患の栄養管理
五十嵐 久人
1
,
肱岡 真之
2
,
伊藤 鉄英
2
1九州大学病院臨床教育研修センター
2九州大学大学院医学研究院病態制御内科
pp.2330-2333
発行日 2014年12月10日
Published Date 2014/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200177
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ポイント
◎代償期の慢性膵炎患者,特にアルコール性慢性膵炎の場合は断酒が原則である.
◎有痛性の場合,膵外分泌を刺激する脂肪の摂取制限を行うが,栄養障害に注意が必要である.
◎慢性膵炎非代償期や膵切除術後の患者では,膵内外分泌機能低下によりさまざまな程度の栄養障害を起こす.
◎患者個々における栄養状態評価や膵内外分泌機能評価を行い,適切な補充療法を行うことが重要である.
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