増刊号 CT・MRI—“戦略的”活用ガイド
CT・MRI検査の注意事項
リスクマネジメント—事故やエラーを防ぐための心得
森 墾
1
1東京大学大学院医学系研究科放射線診断学分野
pp.80-85
発行日 2014年11月1日
Published Date 2014/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200103
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ポイント
●決められた手順通りに検査を進める(併用注意薬など検査前のチェックをする,静注ラインは検査終了まで確保し続ける,造影検査中はパルスオキシメータを装着する,など).
●何か起こった場合の対応策を決めておく(くしゃみをしたら救急部へ連絡する,早期にアドレナリンを投与する,証拠保全や経過記録を怠らない,など).
●事故やエラーの性質を理解する(落ち着いた環境で検査を施行する,無事な投与歴があってもアナフィラキシーは起こりうる,観察時間が長いほど副作用の頻度は高くなる,稀な事故は続けて起こることを忘れない,など).
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