特集 内科診療にガイドラインを生かす
感染症
副鼻腔炎
相澤 悠太
1
,
齋藤 昭彦
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科小児科学分野
pp.430-434
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107142
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
内科診療に役立つ国内外のガイドライン
副鼻腔炎の診断・治療に関する国内外のガイドラインとして,日本,米国から学会を中心に作成されたガイドラインが発行されている(表1)1,2).日本鼻科学会から発行された『急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン2010年版』1)では,日本における上顎洞貯留液を含めた急性鼻副鼻腔炎からの検出菌と薬剤感受性の時間的推移が記載されており,スコアリングシステムと重症度分類を提唱しているのが特徴である.米国からはInfectious Diseases Society of America(IDSA)が2012年に学会誌でガイドライン論文2)を発表しており,Q&A方式で治療に重点を置き,詳細な解説が付いている.
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.