特集 内科診療にガイドラインを生かす
感染症
咽頭炎
廣瀧 慎太郎
1
,
堀越 裕歩
1
1東京都立小児総合医療センター感染症科
pp.436-439
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107143
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内科診療に役立つ国内外のガイドライン
咽頭炎を起こす微生物は多数存在し,このなかで疾患頻度が高く,治療介入が必要な微生物はGroup A streptococcus(GAS)感染症である.
2012年4月にThe European Society for Clinical Microbiology and Infectious Diseases(ESCMID)から咽頭炎の診療ガイドラインが発表され,同年11月にThe Infectious Diseases Society of America(IDSA)からGASによる咽頭炎の診療ガイドラインが発表された.日本からは2011年に小児呼吸器感染症診療ガイドライン委員会によりガイドラインが発表され,そのなかで咽頭炎および扁桃腺炎に関しての記述がある(表1)1~3).
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