特集 内科医のためのクリニカル・パール2
アレルギー・膠原病
関節リウマチのクリニカル・パール
岸本 暢将
1
1聖路加国際病院アレルギー膠原病科(SLE,関節リウマチ,小児リウマチ)
pp.1584-1588
発行日 2013年9月10日
Published Date 2013/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106982
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
関節リウマチの診断
多関節炎患者をみたら頻度の高い関節リウマチを考えるが,その診断は除外診断である
生物学的製剤など治療の進歩が著しく,早期診断を目的に30年ぶりに関節リウマチ(RA)の診断基準(正式には分類基準)が表1のように変更になった.関節所見,血清反応,持続期間,炎症反応の4項目の最高点を足して6点以上をRAと分類することとなったが,この基準を使う前に,以下の前提条件がある.
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.