特集 ジェネラリストのためのクリニカル・パール
【プライマリ・ケア現場のクリニカル・パール】
在宅診療におけるクリニカル・パール
高木 幸夫
1
,
澤田 いづみ
2
1京都協立病院 京都家庭医療学センター
2ファミリークリニック仁和診療所 京都家庭医療学センター
pp.578-581
発行日 2012年8月15日
Published Date 2012/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102568
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筆者らは,研修医の頃から20年以上にわたり在宅診療にかかわってきた.2000年に介護保険制度が始まり,在宅での介護サービスが充実してきたが,一方で入院期間の短縮や長期入所施設の不足を背景に,より重度の患者が在宅療養を余儀なくされるようになってきた.入院治療から在宅療養へという流れは,今後,高齢者が増加する見込みの日本においては避けえない方向であり,それを受け止める質の高い在宅診療が求められる.
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