連載 睡眠時無呼吸症診療の最前線・1【新連載】
SASにおける性差
成井 浩司
1
,
葛西 隆敏
2
,
富田 康弘
3
,
徳永 豊
4,5,6
,
津田 緩子
7
,
山越 志保
8
,
百村 伸一
9
,
Peter Cistulli
10,11
,
Glenn Richards
12
,
Ian Wilcox
10
,
Grant Willson
13,14
1虎の門病院睡眠センター
2順天堂大学循環器内科・循環呼吸睡眠医学講座
3虎の門病院循環器センター内科
4徳永呼吸睡眠クリニック内科・呼吸器科
5広島大学医学部
6愛知医科大学睡眠科
7九州大学病院口腔総合診療科
8虎の門病院分院呼吸器科
9自治医科大学附属さいたま医療センター循環器科
10シドニー大学
11現オーストラリア呼吸器学会
12レスメド リミテッド(オーストラリアSAS治療機器専業メーカ)
13キャンベラ大学
14Sleep & Lifestyle Clinic
pp.1298-1302
発行日 2013年7月10日
Published Date 2013/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106909
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睡眠時無呼吸症(SAS)は,睡眠中の呼吸停止と大きな鼾(いびき)を特徴とし,睡眠の質の悪化から日中傾眠,居眠りを呈する疾患である.高血圧,不整脈など循環器疾患の原因となり,致死的心血管疾患をきたす.近年閉塞性睡眠時無呼吸症(OSAS)が治療抵抗性高血圧,仮面高血圧,夜間高血圧,早朝高血圧の原因となることから,循環器領域ではOSASの診断と治療が重要であると考えられるようになった.
今回,SAS診療を行う日本の医師がシドニーに渡り,オーストラリアの医師とSAS診療の現状と今後の展望について討論するため,Japan-AU-meetingを開催した.
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