連載 神経診察の思考プロセス 一般内科外来のカルテから・4
変動する反応
大生 定義
1
1立教大学
pp.1290-1293
発行日 2013年7月10日
Published Date 2013/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106908
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症例:長野健史(仮名),46歳男性
体調が悪そうだと同僚が心配し,午前11時過ぎに付き添われて来院.配送業で朝が早い.アルコール多飲以外は健康上の問題はないという.2連休の後の勤務で,午前4時から通常の仕事に来ていた.1時間半はデスクワークをし,6時頃から冷蔵庫の中に10分ほど入り,品物の仕分けをしていたが,ふらふらしだした.いつもは調子が悪いとすぐに周囲に相談するのだが,今日はそのようなことがなかった.家族とは別居状態とのことであるが,様子がおかしくなったので,会社から家族に連絡をとっているところだという.問診票の診察前の血圧123/80mmHg,脈拍65回/分 整,体温35.6℃.
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