連載 睡眠時無呼吸症診療の最前線・3
循環器疾患とSAS①
成井 浩司
1
,
葛西 隆敏
2
,
富田 康弘
3,4
,
徳永 豊
5,6,7
,
津田 緩子
8
,
山越 志保
9
,
百村 伸一
10
,
Peter Cistulli
11,12
,
Glenn Richards
13
,
Ian Wilcox
11
,
Grant Willson
14,15
1虎の門病院睡眠センター
2順天堂大学循環器内科・循環呼吸睡眠医学講座
3虎の門病院循環器センター内科
4虎の門病院睡眠センター
5徳永呼吸睡眠クリニック内科・呼吸器科
6広島大学医学部
7愛知医科大学睡眠科
8九州大学病院口腔総合診療科
9虎の門病院分院呼吸器科
10自治医科大学附属さいたま医療センター循環器科
11シドニー大学
12現オーストラリア呼吸器学会
13レスメド リミテッド(オーストラリアSAS治療機器専業メーカ)
14キャンベラ大学
15Sleep & Lifestyle Clinic
pp.1688-1691
発行日 2013年9月10日
Published Date 2013/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107006
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日本人における睡眠時無呼吸症群(sleep apnea syndrome:SAS)は,推定500万人が罹患していると推測され,肥満化が進む日本ではSAS患者はさらに増加することが予測されます.
SAS患者は,睡眠中の中途覚醒・日中の過剰な眠気といった症状を呈するのみならず,高血圧症,不整脈,心房細動,虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞),心原性突然死,脳血管障害といった疾病を発症し,その結果,重症SAS患者は健常者と比較し短命と報告されています.
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