特集 “実践的”抗菌薬の使い方―その本質を理解する
各論:薬剤同士の“違い=個別性”を理解して実践的な使い分けを習得する
ドキシサイクリンとミノサイクリン
成田 雅
1
1太田西ノ内病院内科
pp.1240-1244
発行日 2013年7月10日
Published Date 2013/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106896
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ポイント
◎ドキシサイクリンとミノサイクリンはその使いやすさから頻用される可能性がある.対象としている疾患,病原体を明確に意識して使用する.
◎代表的な適応として,人獣共通感染症,性感染症,市中肺炎,MRSAが挙げられる.また,生物テロに使用される病原体への予防投薬としても使用される.
◎ドキシサイクリンとミノサイクリンの使い分けは,臨床状況(外来か入院か,軽症か重症か),副作用,薬剤相互作用から総合的に判断する.
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