特集 “実践的”抗菌薬の使い方―その本質を理解する
総論:薬剤同士の“同じ部分=類似性”をまとめてその特徴を理解する
【対象微生物でまとめる】
抗緑膿菌薬
笹野 幹雄
1
,
林 淑朗
1
1亀田総合病院集中治療科
pp.1170-1174
発行日 2013年7月10日
Published Date 2013/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106880
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
◎緑膿菌は院内感染症や免疫不全患者の感染症において,重要な起炎菌である.
◎緑膿菌感染症の治療の遅れは予後不良に直結する.
◎抗菌薬選択の際は「緑膿菌までカバーするか,否か?」を常に考える.
◎緑膿菌は複雑な耐性機序を有し,耐性を獲得しやすい.
◎各施設の緑膿菌のアンチバイオグラムを把握することが重要で,とにかく「外さない」ことを意識する.
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.