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連載 臨床医のための微生物学講座・Vol.19
緑膿菌
Pseudomonas aeruginosa
佐々木 雅一
1
Masakazu SASAKI
1
1東邦大学医療センター大森病院臨床検査部微生物検査室
キーワード:
コロニー形態
,
人工呼吸器関連肺炎(VAP)
,
尿路感染症
,
多剤耐性緑膿菌(MDRP)
Keyword:
コロニー形態
,
人工呼吸器関連肺炎(VAP)
,
尿路感染症
,
多剤耐性緑膿菌(MDRP)
pp.320-323
発行日 2024年7月27日
Published Date 2024/7/27
DOI https://doi.org/10.32118/ayu290040320
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◎緑膿菌はヒトの日和見感染症の原因菌のひとつとして医療従事者であれば誰にでも知られている細菌のひとつである.自然環境中に普遍的に存在し,環境に限らずさまざまな臨床検体から分離される.菌名が示すとおりに緑色の色素を産生する細菌である.多彩なコロニー形態を示すが,いずれのコロニー形態も特徴的であることから検査室では培地に発育したコロニーから緑膿菌を推定できることが多い細菌である.本稿では緑膿菌について臨床医に知っておいてほしい内容を簡潔に述べたい.
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