特集 院内感染管理の新しい課題
新しい感染症とのとりくみ
緑膿菌
斉藤 篤
1
1慈恵医大・上田内科
pp.29-30
発行日 1974年12月1日
Published Date 1974/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205496
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はじめに
院内感染というとブドウ球菌感染が有名であるが,疫学的実態の解明がすすみ,さらには耐性ブドウ球菌用Penicillin剤の登場などによってその管理は以前にくらべて容易になり,今日ではむしろ緑膿菌をはじめとするグラム陰性桿菌による院内感染が注目されてきている.
ここでは主として内科領域の立場から,緑膿菌による院内感染の実態ならびにその予防対策について述べてみたい.
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