特集 エマージェンシーの予兆を察知する―リスクを評価し危機に備える
疾患名に潜むリスクを評価する
胆管炎
横江 正道
1
,
桐山 勢生
2
,
高田 忠敬
3
1名古屋第二赤十字病院総合内科
2大垣市民病院消化器内科
3帝京大学外科
pp.686-690
発行日 2013年4月10日
Published Date 2013/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106754
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ポイント
◎急性胆管炎は敗血症やDICに移行しやすく,重症化のリスクがある.
◎胆石や総胆管結石の存在が確認されない場合には確定診断がつけにくいときがある.
◎Charcot 3徴が揃わなくても急性胆管炎を否定してはいけない.
◎国際ガイドラインであるTokyo Guidelinesでは診断基準と重症度判定基準が設定されている(2013年3月に改訂刊行).
◎Cholangitis Bundleでは,重症度判定基準を繰り返し判定することを推奨している.
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