特集 エマージェンシーの予兆を察知する―リスクを評価し危機に備える
疾患名に潜むリスクを評価する
市中肺炎
岡 晶子
1
,
柳 秀高
1
1東海大学総合内科
pp.680-685
発行日 2013年4月10日
Published Date 2013/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106753
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ポイント
◎PSI,A-DROPシステムなどの市中肺炎の重症度判定について知っておこう.
◎肺炎球菌性肺炎では,通常ペニシリンかアンピシリンが第一選択になる.
◎肺炎の合併症として敗血症,ARDS,膿胸などは抗菌薬のほかに治療的介入が必要なので適切に対処する.
◎肺炎様のプレゼンテーションでありながら肺炎でない疾患としてCOPD,肺結核,悪性腫瘍(特に肺胞上皮癌),好酸球性肺炎,急性間質性肺炎,薬剤性肺障害などが挙げられるので,特徴を把握しておく.
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