特集 大きく変貌した脳梗塞の診断と治療
慢性期治療(2次予防)
外科治療の適応
里見 淳一郎
1
,
永廣 信治
1
1徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部情報統合医学講座脳神経外科学分野
pp.316-321
発行日 2013年2月10日
Published Date 2013/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106666
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ポイント
◎症候性頸動脈高度狭窄では,抗血小板療法を含む最良の内科的治療に加えて,頸動脈内膜剥離術を行うことが推奨される.
◎内頸動脈狭窄症において,頸動脈内膜剥離術の危険因子をもつ症例に対して,頸動脈ステント留置術を行うことが奨められる.
◎適応を満たした症例に限り,症候性内頸動脈および中大脳動脈閉塞,狭窄症を対象としたEC-ICバイパス〔浅側頭動脈-中大脳動脈吻合術(STA-MCA bypass術)〕を考慮してよい.
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