Japanese
English
特集 慢性関節リウマチのリハビリテーション
外科的治療の適応と効果
Surgical Approach and Timing for Patients with Rheumatoid Arthritis.
和栗 祐子
1
,
松井 宣夫
1
,
荻久保 修
1
Yuko Waguri
1
,
Nobuo Matsui
1
,
Osamu Ogikubo
1
1名古屋市立大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Nagoya City University, Medical School
キーワード:
慢性関節リウマチ
,
手術的治療
,
人工関節置換術
,
滑膜切除術
,
頸椎病変
Keyword:
慢性関節リウマチ
,
手術的治療
,
人工関節置換術
,
滑膜切除術
,
頸椎病変
pp.627-630
発行日 1997年7月10日
Published Date 1997/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108420
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はじめに
慢性関節リウマチ(RA)においては目下のところ,いかなる治療によってもリウマチの進行を完全に阻止することは困難である.近年,種々の非ステロイド性消炎鎮痛剤や免疫調節剤などが開発され,薬物療法によるRAのコントロールはかなり容易かつ良好となっているが,これらの薬物療法のみでRAの炎症を完全に抑制することは不可能である.RAの治療の基本は薬物療法,外科的治療,リハビリテーションの三本柱からなるが,このなかでRAの外科的治療の目的は疼痛の除去,関節破壊と進行の阻止,破壊関節の再建,機能の回復,さらにADL(activity of dairy living),QOL(quality of life)の改善にある6).
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