今月の主題 下痢と便秘―今日的アプローチ
便通異常をきたしやすい病態と対処法
過敏性腸症候群に伴う便通異常
本郷 道夫
1
,
金村 政輝
1
1東北大学病院総合診療部
pp.298-301
発行日 2012年2月10日
Published Date 2012/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105798
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
★過敏性腸症候群（IBS）は一般検査では症状の原因と同定できないが，徐々に解明が進んでいる．
★IBSは一般人口の15％に，消化器を中心とする医療機関受診者の30％に認められる．
★IBSの病態には，内臓知覚過敏と消化管運動機能異常とが深くかかわっている．
★IBSの診断には症状の聴取が重要である．
★IBSの治療は，対症療法を基本とするが，新しい治療薬の開発が進んでいる．
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.
