今月の主題 下痢と便秘―今日的アプローチ
便通異常をきたしやすい病態と対処法
消化管術後の便通異常
福島 浩平
1
,
羽根田 祥
2
,
渡辺 和宏
2
1東北大学大学院医学系研究科分子病態外科学分野
2東北大学病院胃腸外科
pp.295-297
発行日 2012年2月10日
Published Date 2012/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105797
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
★術後の便通異常では,原疾患,手術適応と術式,残存病変の有無,術後療法と病勢,切除臓器および切除量,再建術式をまず把握する.
★不明な点について,外科担当医や執刀医に相談することも参考になる.
★炎症性腸疾患の術後では,原疾患の再燃や回腸囊炎などの新たな粘膜炎症の出現が排便状況の変化に直結する.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.