今月の主題 腸疾患診療のノウハウ
日常よくみられる疾患
過敏性腸症候群
本郷 道夫
1
,
吉沢 正彦
2
1東北大学医学部附属病院総合診療部
2東北大学医学部附属病院心療内科
pp.806-808
発行日 2002年5月10日
Published Date 2002/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908698
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
過敏性腸症候群は,反復する便通異常と排便によって軽快する腹痛があり,それを説明するに足る器質的所見のないものを指す.
除外診断のための検査は必要最小限にとどめる.
治療にあたっては,十分な説明と保証のうえで,生活習慣の改善,ストレスの回避を行い,病態に関与するさまざまな要因に焦点を当てた薬物療法を行う.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.