特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか
消化器疾患
過敏性腸症候群
猿田 雅之
1
1東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科
pp.237-239
発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105506
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どのような病気なのでしょうか
▲大腸や小腸に原因がないのに,下痢・便秘などの便通異常と,腹痛や腹部膨満感などの腹部症状が慢性的に続く症候群です.
▲消化管運動の障害により発生するといわれ,消化管がストレス,食事,薬,ホルモンなど,わずかな刺激に対して非常に過敏になります.
▲発症にストレスが大きく影響することから,脳と消化管の機能的関連性としての「脳腸相関(brain-gut interactions)」が重要な役割を果たしています.
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