特集 ここまでできる! プライマリケア―領域別で考えるプライマリケア医と専門医の役割
第3章:血液
[出血,血小板減少]免疫性血小板減少症
加藤 恒
1
1大阪大学医学部附属病院 輸血部
pp.644-648
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_644
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プライマリケアでここまでできる!
・問診や一般的検査で血小板減少症の鑑別を行い,血小板数と出血症状から緊急の対応を要するかの判断を行う.
・血小板減少や出血症状が強くない症例では,ピロリ除菌療法や副腎皮質ステロイドによるファーストライン治療開始を検討する.
ここからは専門医に任せよう!
・血小板減少が高度な場合や出血症状が強い症例では,早めに専門医へ任せるほうがよい.
・ファーストライン治療に不応,または治療後に再燃する場合,セカンドライン治療について血液専門医へ相談する.

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