今月の主題 視ないで診る消化器疾患―考える内科医のアプローチ
内科医がリードする消化器疾患の治療戦略
アルコール性肝障害
竹越 國夫
1
1竹越内科クリニック
pp.1615-1619
発行日 2011年9月10日
Published Date 2011/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105377
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
★アルコール性肝障害の早期発見は,まず存在を疑うことから始まる.
★アルコール性肝障害の肝機能異常の特徴は,AST/ALT>1.0とγ-GTP単独増加である.
★アルコール性肝障害は門脈圧亢進を起こしやすい.
★肝機能異常の乏しい場合,腹部超音波検査が有用である.
★治療の基本は,まず3カ月間の禁酒である.
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.