今月の主題 視ないで診る消化器疾患―考える内科医のアプローチ
内科医がリードする消化器疾患の治療戦略
胃食道逆流症(GERD)
六倉 俊哉
1
1湘南みずき内科クリニック
pp.1578-1581
発行日 2011年9月10日
Published Date 2011/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105369
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ポイント
★胃食道逆流症(GERD)は胸やけ,呑酸以外に胸痛,咳嗽,喘息,睡眠障害などの食道外症状を呈することがある.
★診断には発症因子と自覚症状が重要で,内視鏡検査は必ずしも必要ではないが,Barrett食道腺癌には留意する.
★プロトンポンプ阻害薬(PPI)による治療的診断(PPIテスト)はGERDおよびGERDの食道外症状の診断に有用である.
★ライフスタイルの改善と骨粗鬆症の積極的治療がGERDの予防につながる.
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