今月の主題 視ないで診る消化器疾患―考える内科医のアプローチ
内科医がリードする消化器疾患の治療戦略
NSAIDs起因性消化管病変
藤田 剛
1
,
東 健
1
1神戸大学大学院医学研究科消化器内科学分野
pp.1582-1585
発行日 2011年9月10日
Published Date 2011/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105370
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ポイント
★NSAIDs起因性消化管病変の頻度は高いが症状が出ないことが多く,突然の吐血や下血,貧血の進行として発症することがしばしばある.
★NSAIDs起因性上部消化管病変に対しては危険因子を踏まえた予防や治療が重要である.
★NSAIDs起因性消化管病変の診断には,上部・下部消化管に加え小腸精査も考慮する.
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