特集 CT・MRIアトラス Update―正常解剖と読影のポイント
腹部
各論
腰椎・腰筋
堀 正明
1
,
寺田 一志
1
,
荒木 力
2
1山梨大学医学部附属病院放射線科
2東邦大学医療センター佐倉病院放射線科
pp.371-377
発行日 2009年11月30日
Published Date 2009/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104203
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正常解剖
腰椎に限らず,脊椎の解剖は大きく前方成分(椎体および椎間板),後方成分(椎弓や関節突起),脊椎周囲組織(周囲の筋など)に分けて考えると理解しやすい(図1).腰椎は5つの椎体からなる.また,頸椎,胸椎レベルと異なり,脊髄はL1~2レベルまで脊髄円錘となり,それより尾側では馬尾が連続する.椎体の両側に大腰筋を認め,後方成分背側には棘筋や胸最長筋を認める.
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