特集 1ページでわかる内科疾患の診療ノート―“あたりまえ” のなかにある大事な視点
第5章:感染症
化膿性椎体炎,腸腰筋(大腰筋)膿瘍
松田 直也
1
,
細川 直登
1
1亀田総合病院 感染症科
pp.762-766
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika129_762
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■問診
・化膿性椎体炎は疑わないと診断できない.腰背部痛を訴える発熱患者がいた場合は積極的に想起する.発熱がない場合も多く,数週~数ヵ月にわたり徐々に増悪する腰背部痛がある場合はとくに注意する
・腸腰筋(大腰筋)膿瘍は化膿性椎体炎に続発することがしばしばある.発熱と腰痛に追加して股関節痛や跛行がないかを確認する
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