今月の主題 主治医として診る後期高齢者
後期高齢者という特徴を考慮にいれるべき疾患,病態
皮膚疾患―後期高齢者によく見られる皮膚疾患の診断と治療
山本 洋介
1,2
,
松村 由美
1
1京都大学大学院医学研究科皮膚科学分野
2京都大学大学院医学研究科医療疫学分野
pp.1206-1210
発行日 2008年7月10日
Published Date 2008/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103423
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ポイント
●後期高齢者は皮膚のバリア機能が低下していることを念頭におく.
●日常生活動作能力(activity of daily life:ADL)低下のある高齢者に対しては,褥瘡,おむつ皮膚炎,真菌感染症の発生に留意する.
●入院や施設への入所などに伴い,増加する疾患がある.
●腫瘍性疾患は拡大傾向の有無・形状・色調を確認し,確定診断・治療方針は専門医へ.
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