今月の主題 主治医として診る後期高齢者
後期高齢者という特徴を考慮にいれるべき疾患,病態
糖尿病―高齢者と一般成人では治療はどう違うのか?
渡邊 祐子
1
1多摩センタークリニックみらい
pp.1202-1205
発行日 2008年7月10日
Published Date 2008/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103422
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ポイント
●高齢者糖尿病の診断には,空腹時血糖値より負荷後血糖値を用いることが望ましい.
●治療のゴールは,患者のADL,認知機能,生命予後により個別に設定する.
●薬物治療は,患者の服薬コンプライアンス,腎機能を考慮して選択する.
●通常量のSU薬投与でもコントロール不良例では,早目にインスリンの導入を考慮する.
●シックデイ・経口摂取不能時の対応について,平時よりわかりやすく指示しておく.
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