今月の主題 内科医が診る骨粗鬆症
防げる骨折を防ぐための骨粗鬆症診療
予防と治療
ビスフォスフォネート製剤とSERMの骨折予防効果とその生かし方
山口 徹
1
,
杉本 利嗣
1
1島根大学医学部内科学第一
pp.485-488
発行日 2008年3月10日
Published Date 2008/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103270
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●ビスフォスフォネート製剤であるアレンドロネートおよびリセドロネートと,選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)であるラロキシフェンは,新規椎体骨折の発生を有意に抑制する.
●骨粗鬆症薬物治療開始基準を満たす症例に対し,これらの薬物を積極的に投与し,椎体骨折の発生を防止すれば,運動機能の低下のみならず消化管や呼吸機能の低下などの内臓機能障害も防止可能である.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.