今月の主題 内科外来でみるウィメンズ・ヘルス
ライフステージごとにみる諸問題【思春期】
Topic1 女児の訴えるおっぱいの痛みやしこり
堀川 玲子
1
1国立成育医療センター内分泌代謝科
pp.2204-2205
発行日 2007年12月10日
Published Date 2007/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103113
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女児の思春期発来は,一般家庭においてはおおよそ小学校5年生を過ぎてからと考えられていることが多い.小学校5年生というと,10~11歳の子どもたちということになる.この一般的な理解と,医学的な思春期発来年齢には解離がある.また,女児の二次性徴開始の徴候は十分に理解されていない.このことが,「乳房のしこり」を特別病的に考えてしまうことにつながっている.
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