今月の主題 最新ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診療
ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診断
高齢者における喘息とCOPDの診かた
寺本 信嗣
1
1東京大学医学部附属病院老年病科
pp.1850-1854
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102966
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ポイント
●喘息は完全に可逆的な気流閉塞性疾患,COPDは完全に可逆的ではない気流閉塞性疾患である.
●喘鳴があれば,喘息または喘息の合併COPD例の可能性が高い(吸入ステロイドの有効性が期待される).
●喀痰検査で好酸球が認められる場合,喘息の可能性が高い.
●急性増悪時に喘息とCOPDを厳密に鑑別することは困難である(治療を優先すべきである).
●臨床的には,吸入抗コリン薬が効果を発揮する閉塞性換気障害がCOPDである.
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