特集 COPD—実地診療にガイドラインをどう活かすか
Ⅰ.COPD実地診療にガイドラインをどう活かすか
喘息合併COPD
權 寧博
1
1日本大学医学部内科学系呼吸器内科学分野
pp.180-184
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200636
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POINT
●ACOは,「慢性の気流閉塞を示し,喘息とCOPDのそれぞれの特徴を併せもつ病態である」と定義される.
●日本呼吸器学会から「喘息とCOPDのオーバーラップ(ACO)診断と治療の手引き」が刊行されている.
●2型気道炎症と胎生期〜幼少期に至る肺の成長障害,喫煙などの環境因子への曝露などを基本病態とする.
●COPDのICSを使用すべきフェノタイプとして,ACOの評価を行う必要がある.
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