今月の主題 動脈硬化のトータルマネジメント
臨床に役立つ最近のトピックス
動脈硬化関連遺伝子のゲノム解析
後藤田 貴也
1
1東京大学大学院医学系研究科臨床分子疫学
pp.1553-1556
発行日 2007年8月10日
Published Date 2007/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102895
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ポイント
●動脈硬化は,おのおのの危険因子と血管局所的な因子に働く遺伝素因の影響下にある.
●動脈硬化感受性遺伝子を調べる目的で,ゲノムワイド連鎖・相関解析が広く行われている.
●ゲノム解析により,リポキシゲナーゼ経路に関連する遺伝子群の関与が示唆されている.
●疾患感受性遺伝子は人種や民族によって異なり,日本人におけるエビデンスが重要となる.
●ゲノムワイド相関解析の結果,リンフォトキシンα~ガレクチン2系の重要性が示唆されている.
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