今月の主題 動脈硬化のトータルマネジメント
臨床に役立つ最近のトピックス
動脈硬化と性差,ホルモン補充療法の現状と展望
山田 容子
1
,
秋下 雅弘
1
1東京大学医学部附属病院老年病科
pp.1549-1552
発行日 2007年8月10日
Published Date 2007/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102894
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ポイント
●心血管疾患(CVD)の発症頻度には明らかな性差(男性>女性)がある.
●女性でも閉経後はCVDの発症が増加して男性のレベルに近づく.
●エストロゲンは動脈硬化に対して抑制的に働いている.
●ホルモン補充療法 (HRT)のCVDへの予防効果は現在のところ認められていない.
●HRTの投与時期・投与ルート・投与量の調節によるCVDへの効果が期待される.
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