今月の主題 日常診療・当直のための酸塩基平衡,水・電解質,輸液
研修医がよく使う輸液の基本
救急外来における糖尿病性ケトアシドーシスと高浸透圧高血糖非ケトン性症候群の治療
岩田 充永
1
1名古屋掖済会病院救命救急センター
pp.553-556
発行日 2007年3月10日
Published Date 2007/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102655
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ポイント
●糖尿病患者が呈する倦怠感や胃腸炎症状はDKA,HHNSの初期症状の場合がある.
●輸液療法,血糖コントロール,K補正が治療の3本柱である.
●主な治療の失敗の原因は「初期に十分量の細胞外液の輸液ができないこと」,「K補充を行わず致死的な不整脈が発生すること」である.
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