今月の主題 消化器疾患のエビデンスとエキスパート・オピニオン
食道・胃疾患
NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)起因性潰瘍の予防と治療
太田 慎一
1
1埼玉医科大学消化器・肝臓内科
pp.1495-1497
発行日 2003年9月10日
Published Date 2003/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102191
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ポイント
・NSAID潰瘍の治療にはNSAIDの中止,または中止できない場合はプロトンポンプ阻害薬あるいはPG製剤の治療が有効である.
・NSAID潰瘍の予防にはPG製剤,プロトンポンプ阻害薬,高用量ヒスタミンH2受容体拮抗薬が有効である.
・胃粘膜傷害の少ない消炎鎮痛薬として選択的COX-2阻害薬が期待される.
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