特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集
血液検査
凝固・線溶系検査
出血時間
村上 直己
1
1東京医科歯科大学医学部附属病院検査部
pp.106-107
発行日 2005年11月30日
Published Date 2005/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101739
- 有料閲覧
- 文献概要
異常値の出るメカニズムと臨床的意義
出血時間は皮膚に一定の切創を加えて出血させ,自然止血に要する時間を測定する検査である.一次止血機能の過程をin vivoで検査できる唯一の検査として,古典的な検査ながら現在でも広く行われている.
一次止血に関与する血小板数・血小板機能・毛細血管とその周囲組織の性状が主に影響するため,これらの異常が出血時間延長につながる.とりわけ血小板数・血小板機能のスクリーニング検査の意味合いが強い.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.