増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集
血液検査
凝固/線溶系検査
出血時間,毛細血管抵抗試験
村上 直己
1
1東京医科歯科大学医学部附属病院検査部血液検査科
pp.156-157
発行日 1999年10月30日
Published Date 1999/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906285
- 有料閲覧
- 文献概要
出血時間
異常値の出るメカニズムと臨床的意義
ランセットを用いて皮膚に小さな一定の切創を加えて出血させ,自然止血に要する時間を計測する検査.一次止血に関与する血小板数・血小板機能・毛細血管とその周囲組織の性状が主に影響する.現在は血小板数は容易に測定できるので,血小板機能のスクリーニング検査の意味合いが強い.耳朶を穿刺するDuke法が簡便で広く行われている(Ivy法では前腕部を穿刺する).
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.