今月の主題 慢性心不全を最近の知見から整理する―病態生理から治療まで
心不全の病態を理解するための基礎知識
適応現象としての心肥大から心不全へ―何が変化するのか
倉林 正彦
1
1群馬大学大学院医学系研究科臓器病態内科学
pp.1786-1788
発行日 2004年11月10日
Published Date 2004/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101147
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ポイント
肥大心筋の低酸素やエネルギー枯渇が不全への進行に重要である。
心臓線維化ではコラーゲンの量的変化だけでなく質的変化が起こる。
心臓線維化にはアンジオテンシンII,アルドステロンおよびCTGFが重要である。
カテコラミンは心筋毒性をもち両刀の剣である。
心不全治療には心筋アポトーシスの分子機構の解明が重要である。
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