今月の主題 ブレインアタック2006―t-PA時代の診断と治療
t-PAで変わるブレインアタック治療
t-PA静注療法の適応と限界
平野 照之
1
,
橋本 洋一郎
2
1熊本大学大学院医学薬学研究部神経内科学分野
2熊本市立熊本市民病院神経内科
pp.268-271
発行日 2006年2月10日
Published Date 2006/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100512
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ポイント
・t-PA静注療法(0.6mg/kg)は発症3時間以内の脳梗塞が適応である.
・使用基準を遵守しないと症候性頭蓋内出血の危険性が著しく増大するため,適応症例は厳密に選択する.
・日本脳卒中学会の定める施設基準(24時間体制CT/MRI,ストローク・ユニット設置,脳外科的処置可能)を満たした施設での使用が望まれる.
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