今月の主題 脳卒中の征圧をめざして
脳卒中の救急診療:7つのバトン
t-PA静注療法の現状
古賀 政利
1
1国立循環器病センター内科脳血管部門
pp.1794-1797
発行日 2009年11月10日
Published Date 2009/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104128
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ポイント
●発症3時間以内の脳梗塞に対するアルテプラーゼ(t-PA)による経静脈的血栓溶解療法が標準治療として普及している.
●低用量アルテプラーゼ(0.6mg/kg)でも欧米と同様の治療成績を得ている.
●t-PA承認後に,「脳卒中は救急疾患」の認識が広まり,脳卒中診療体制の整備が喫緊の課題になっている.
●欧米では発症後4.5時間以内の脳梗塞を治療対象としつつある.
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