特集 性感染症(Sexually Transmitted Diseases)
性感染症の臨床—梅毒・淋病・軟性下疳・そけいリンパ肉芽腫症
津上 久弥
1
Hisaya TSUGAMI
1
1大阪府立万代診療所
pp.602-605
発行日 1992年9月15日
Published Date 1992/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900640
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〔はじめに〕
性病は性的接触によって感染する疾患で,従来性病予防法では梅毒,淋病,軟性下疳,そけいリンパ肉芽腫症の4疾患が指定されている.近年この枠に収まらない多くの疾患が注目されるようになり,国際的にSexually Transmitted Diseases(STD)という概念が1975年ごろから定着してきた.本稿では,従来の4疾患の臨床的な事項の要点を述べる.
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