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女子急性淋疾及び軟性下疳に對するエリスロシンの治驗
鶴岡 重夫
1
,
田中 英
1
1東京都立吉原病院
pp.889-892
発行日 1953年12月1日
Published Date 1953/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201118
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緒言
淋疾の化學療法はProntsil (1935)に初まるSūlfaの製劑の改良進歩と共に急速の發展を遂げたが,Penicillin (1940)の發見は其著効と相俟つて.治療面からSūlfa劑を驅逐すると共に,Penicillin以後續々と發見せられた,新抗生物質(ストレプトマイシン,クロラムフエニコール,クロルテトラサイクリン,オキシテトラサイクリン)の出現に依つて,淋疾に對する抗生物質療法は確立せられたの感を呈するに到つた。
然しながらその後の研究に依つて1952年Mc.Gūire1)等はStreptomyces erythreūsが産生するエリスロマイシンを第6番目の新しい抗生物質として發見した。
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