データにみる健康戦略 21世紀への健康戦略—データにみるその目標・2
死の構図
倉科 周介
1
Shiusuke KURASHINA
1
1東京都立衛生研究所
pp.573-576
発行日 1992年8月15日
Published Date 1992/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900632
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早すぎる死の征伐という点については,日本の社会はずいぶん成功したといえる.結果がみえてから言うのは簡単だが,視界不良だったひと昔か,ふだ昔前までは,不安と焦りが社会の大勢を支配してにぎやかだったものである.だが冷静に観察していれば,そのころから改善の兆候は見えていたのではなかったか.もっとも,今でさえ改善されたという認識が多数派になっていないのだから,見ろというのがそもそも無理な相談なのかもしれない.
ここで無理にでも見てもらいたいことがある.
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